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2025年01月16日木曜日
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ロシア、ウクライナが提案した北朝鮮軍とウクライナ軍の捕虜交換について難しい立場を示す…ゼレンスキー大統領の公開映像にコメント

引用:ニュース1
引用:ニュース1

ロシアは13日(現地時間)、ウクライナが北朝鮮軍とウクライナ軍の捕虜交換を提案したことについて、容易ではないとの見解を示した。

「ロイター通信」と「AFP通信」によると、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、この日のブリーフィングで、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領による捕虜を交換する提案について「我々は捕虜交換の可能性について引き続き協議しているが、これは容易な問題ではない」とし、「我々にとってはすべてのロシア兵の命が重要だ」と述べた。

また、ゼレンスキー大統領が公開した北朝鮮軍の映像に関しては「我々としては何らコメントできない」とし、「そこで何が事実なのかは分からない」と語った。

ゼレンスキー大統領は12日、SNSのX(旧ツイッター)上で、捕虜となった北朝鮮軍の20歳の歩兵と26歳の狙撃手を尋問する映像を投稿した。

さらに、韓国語で金正恩朝鮮労働党総書記に言及し「ウクライナは、金正恩がロシアに拘束されているウクライナ人捕虜と北朝鮮兵士の交換を実現できる場合に限り、北朝鮮市民を金正恩に引き渡す用意がある」と述べた。

続けて「帰国を望まない北朝鮮兵士には別の選択肢があるかもしれない」とし、「特にこの戦争の真実を韓国に広く知らせ、平和を促進したい人々にもそのようなチャンスが訪れるだろう」と付け加えた。

韓国国家情報院はこの日、ロシアに派兵された北朝鮮軍の被害規模について、死者約300人、負傷者約2,700人で、死傷者が3,000人を超えたと推定した。

また、ペスコフ報道官はウクライナ戦争の終結に関連し「米国を含むすべての国と接触する用意がある」としながらも、ロシアとウクライナ双方に対する安全保障問題が両者間の和解において不可欠な要素になると述べた。

一方、ペスコフ報道官は先週の米国によるロシア石油産業を標的とした制裁措置について、世界市場を不安定化させる恐れがあると批判した。

ペスコフ報道官は「米国が非競争的な手段で我々の企業の立場を引き続き悪化させようとすることは明らかだが、我々はこれに対抗できると期待している」と述べた。

さらに「このような決定は国際エネルギー市場、石油市場の不安定化を招かざるを得ない」とし、「我々はその結果を非常に慎重に監視し、こうした違法な決定の影響を最小限に抑えるため、我々の企業の活動を調整していく」と付け加えた。

また、ペスコフ報道官は現代の状況を踏まえ、エネルギー供給ルートを完全に遮断することは不可能であることが分かるとし、「ある場所で何かを遮断すれば、別の場所で代替策が現れる。したがって、制裁の影響を最小限に抑える方法を模索していく」と述べた。

米財務省は10日、ロシアの石油企業ガスのプロムネフチとスルグトネフチェガスとともに、ロシア産原油を輸送する船舶183隻を制裁対象に追加した。

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