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2025年01月18日土曜日
ホームトレンド中国の科学者が発見した驚くべき方法、「蒸しパン」を使って爆薬の破壊力と安定性を大幅に向上させる技術

中国の科学者が発見した驚くべき方法、「蒸しパン」を使って爆薬の破壊力と安定性を大幅に向上させる技術

引用:中国のSNSキャプチャー
引用:中国のSNSキャプチャー

香港の「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」によると16日、中国の科学者たちが中国の蒸しパンを利用して現存する最も破壊力の高い非核爆薬の破壊力と安定性を高める方法を発見したという。

中国・中北大学の化学工学教授、趙雄氏が率いる研究チームは、昨年11月に中国兵器装備工程学報に掲載された論文でこの技術を紹介した。

中国は1970年代に入り、現存する最も破壊力の高い非核爆薬CL-20(ヘキサニトロヘキサアザイソウルチタン)の研究を開始した。これは核兵器に次ぐ破壊力を持つ物質である。

その後、中国の科学者たちはCL-20を低コストで大量生産できる一連の画期的な技術を開発した。

CL-20の威力は特定の物質を添加することで増強できるが、同時に不安定性も大幅に増大する。

これに対し、科学者たちはグラフェンなどの先端ナノ材料を使用したが、実戦で大規模に使用するにはコスト効率が低いという問題があった。

中国の科学者たちは意外な物質に解決策を見出した。それは中国北部の人々の日常食である蒸しパン(饅頭)だった。

1,100度のオーブンで2時間炭化させた蒸しパンをCL-20爆薬に混ぜたところ、爆発性能が向上し、偶発的な爆発のリスクも大幅に減少した。安全性は最大4倍に向上した。

これにより、中国の通常弾頭の殺傷力が高まるだけでなく、超音速ミサイルの射程を20%延伸できることが期待されている。

研究チームは「研究に使用した蒸しパンは、中北大学の学食で購入したものだ」と明かした。

北京のあるエネルギー材料科学者は「まるで魔法使いが『怒れる爆薬の王(CL-20)』を美しい女王に変えたようだ」とし、「彼が使った魔法の杖(蒸しパン)は1ドル(約155円)にも満たない」と評した。

米国防総省も中国の「軍事力増強」に伴い、ここ数年でCL-20に関する研究開発を倍増させたとされる。

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