中国のある中学校の給食室で、職員が靴を履いたまま食材を踏みつける様子が撮影され、物議を醸している。
現地メディアなどによると、今月16日(現地時間)に江西省(こうせいしょう)・新余市(しんよし)にある中学校の給食室で、ある職員が靴を履いたまま食材を踏んで洗浄するという様子を収めた動画が今月14日にSNS上で拡散した。
動画には、衛生帽と青い作業用長靴を着用した職員が、食材を赤い容器に入れて足で踏みつける様子が映っている。その後、この職員は容器内の水を捨てている。ネットユーザーからは「食品の衛生に、深刻な問題がある」との指摘を受け、教育局は迅速な対応に乗り出した。
教育当局は翌日の1月15日に状況報告書を発表し、「確認の結果、動画の内容は事実であることが判明した」とし、「当局はこの問題を重く受け止めている。速やかに現場に赴き、関係部署と共に責任者に対する追加措置を講じる」と明かした。
この結果、動画に映っていた職員は解雇され、中学校の校長と総務部長は免職処分となった。教育局は「学校内の食品安全管理に関する規定を強化する」とし、「この問題を監視してくださった多くのネットユーザーの皆様に感謝申し上げる」と述べた。