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2025年01月21日火曜日
ホームトレンドおもしろ「TikTok禁止」で中国SNSにアメリカ人が殺到 70万人が新規登録、「ネコ税」という独特の文化も誕生

「TikTok禁止」で中国SNSにアメリカ人が殺到 70万人が新規登録、「ネコ税」という独特の文化も誕生

引用:聯合ニュース
引用:聯合ニュース

いわゆる「TikTok難民」を自称するアメリカのネットユーザーが、中国版インスタグラム「シャオホンシュー(小红书/英語名:Rednote)」に大量に流入し、世界最大の経済大国アメリカと中国の対立が深まる中、中国国内で連日話題となっている。

中国のユーザーたちは、急増した外国人の顔や英語の投稿にユーモアたっぷり反応し、国境を越えた交流の雰囲気を醸し出している。

19日に予定されている「アメリカでのTikTok禁止」を受け、代替アプリを探していたアメリカのネットユーザーたちが、シャオホンシューを選んだ結果、アメリカのアプリストアで同アプリが1位を記録した。わずか2日間で約70万人の新規登録者が流入したと報じられている。この数値は公式発表ではないが、関係者の話を基にしたもので注目を集めている。シャオホンシューが注目された理由には、中国の電話番号が不要で外国人も簡単に登録できる点が挙げられる。

アメリカと中国のユーザーが共に新しい文化を生み出している。その象徴が「ネコ税」という新語だ。元々の中国ユーザーたちは、新規ユーザーが初めて投稿する際に、猫の写真や動画を「税金」として投稿するよう求め、これがコミュニティのジョークとして定着している。また、機械翻訳によるユーモアや言語学習、互いの文化を反映したコンテンツ作りが盛んに行われている。

こうした動きに応えるように、シャオホンシューは最近、英語コンテンツの審査スタッフを募集する求人広告を掲載し、国際的な対応を強化している。

一方で、中国当局の検閲システムにも注目が集まっている。専門家は、英語コンテンツやミームの急増が中国の検閲体制に影響を与える可能性を指摘している。敏感な話題や習近平氏のあだ名など、既存の禁止コンテンツへの対応が問われているとワシントンポスト(WP)は報じた。

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