スペースXが月や火星の探査を目指して開発した大型宇宙船「スターシップ」が、7回目の地球軌道試験飛行中に爆発し、アメリカ当局の調査を受けることになった。
アメリカ連邦航空局(FAA)は17日(現地時間)、声明で「スペースXが1月16日にスターシップの発射を実施した際、スターシップの機体損失についての事故調査を実施するよう要求する」と発表した。
スペースXは16日午後4時37分(現地時間)、アメリカ・テキサス州南部のボカチカビーチにある宇宙発射施設スターベースからスターシップを打ち上げた。スターシップはスペースXの次世代宇宙発射体で、1段目のロケットブースターと宇宙船である2段目のスターシップから構成されており、1・2段を合わせると高さは120mに達する。
打ち上げた後、スターシップは予定通り1段目のロケットブースターと2段目の宇宙船の分離に成功したが、宇宙船との通信が途絶えた。その後、宇宙船で火災が発生し爆発した。マスクはその後、Xに「成功は不確実だが、楽しさは保証された」と投稿し、話題を呼んだ。