韓国大田(テジョン)高裁は、同級生の女子生徒を監禁し性的暴行を加えた上、その様子をビデオ通話で知人に生配信した高校生に重刑を言い渡した。
大田高裁刑事1単独は、児童・青少年の性保護に関する法律違反および暴行容疑で起訴された17歳のAに対し、1審と同じく懲役10年(短期7年)を言い渡した。裁判所は、「被告が控訴した強制わいせつの点については十分に有罪が認められる」とし、被害者の証言の信憑性を認めた。また、「量刑についても1審の判断が合理的な範囲を超えていない」と述べた。
Aは昨年10月、大田市内のラブホテルで仲間と共に同級生の女子生徒Cさんを監禁した上で性的暴行を加えた容疑で起訴された。彼らは「妊娠できないようにしてやる」と言いながらCさんに暴行を加え、その様子をビデオ通話で知人に生配信したという。
犯行は、被害者が病院に搬送された際に医療スタッフが異変に気づき、通報したことで発覚した。共犯者として起訴されたBは、Cさんの裸を撮影して脅迫する目的で性的暴行の場面を生配信した容疑で裁判にかけられた。控訴審においても、Bには懲役10年(短期7年)が言い渡され、その後最高裁で上告が棄却され、刑が確定した。