6.4 C
Tokyo
2025年02月03日月曜日
ホームニュース米首都近郊で旅客機墜落、次世代フィギュア界を担う20名以上の若手選手が搭乗 67名全員死亡の大惨事に

米首都近郊で旅客機墜落、次世代フィギュア界を担う20名以上の若手選手が搭乗 67名全員死亡の大惨事に

アメリカ・ワシントンDC近郊で発生した旅客機とヘリコプターの衝突・墜落事故により、世界のスケート界に衝撃が走った。フィギュアスケートの未来を担う10代の有望選手たちとその家族、コーチングスタッフなどが搭乗していた旅客機が墜落したためだ。

現地時間29日午後8時53分頃、アメリカン航空傘下のPSA航空の旅客機が、ワシントンDCのロナルド・レーガン空港に着陸しようと接近した際、米陸軍のブラックホーク(シコルスキーH-60)ヘリコプターと衝突し、両機とも近くのポトマック川に墜落した。

旅客機の乗客・乗員64名とヘリコプターに乗っていた軍人3名の計67名全員が死亡した。ロイター通信やCBSは、事故機には20名以上のフィギュアスケート選手、家族、コーチらが搭乗していたと伝えた。彼らは20日から26日までカンザス州ウィチタ(出発地)で開催されたアメリカの有望選手育成キャンプに参加し、帰途についていたという。

BBCは、韓国系のジナ・ハン氏とその母親、韓国から米国に養子縁組されたスペンサー・レイン氏とその母親も犠牲になったと報道した。国際スケート連盟(ISU)のキム・ジェヨル会長は「今日、フィギュア界は深い悲しみに包まれている。この悲惨な事故で命を落とされた全ての方々のご家族や友人に心からお悔やみを申し上げる」と追悼の意を表した。

今回の事故は、1961年2月に起きたアメリカ・フィギュアスケート代表チームの惨事を想起させる。当時、アメリカ代表選手18名とコーチ16名、さらに家族や審判、関係者らがチェコ・プラハで開催される世界フィギュアスケート選手権大会に参加するため移動していた際、飛行機事故で死亡した。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください