アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィア市中心部で墜落した小型機の残骸が、400m離れた飲食店にまで飛来したことが判明した。
フォックス・ニュースなど現地メディアが公開した映像によると、事故当時、小型機の墜落地点から400m離れたコートマン通りにある飲食店に、航空機の残骸がガラス窓を突き破って飛び込んできた。飛来した破片の一つが店内の男性客の頭部に直撃。その衝撃で男性の帽子が吹き飛び、他の客も頭を抱えて身を低くした。幸い、負傷した客の命に別状はないという。
この事故は先月31日(現地時間)、ペンシルベニア州の大都市フィラデルフィアで発生。6人が搭乗していた小型機が、ショッピングモールのある繁華街に墜落した。事故機は患者搬送用の民間航空機で、搭乗者6人は全員メキシコ国籍だった。メキシコ人の小児患者がフィラデルフィアのシュライナーズ小児病院での治療を終え、帰国途中に事故に遭った。
この事故により7人が死亡し、少なくとも22人が負傷した。死亡者は小型機の搭乗者6人と、墜落現場付近で車内にいた1人だ。