懲役8カ月、執行猶予2年
恋人に刃物を突きつけ「指を1本ずつ切れば、私たちは一つになれる」と脅した30代の男性に執行猶予付き判決が下された。
3日、裁判所によると、仁川地方裁判所刑事16単独のパク・ジョンウン判事は特殊暴行の疑いで起訴されたA氏(34)に懲役8カ月、執行猶予2年を言い渡した。
A氏は2023年7月7日、交際相手のB子さん(34)の自宅で刃物を突きつけ、脅迫した疑いが持たれている。調査によると、A氏はB子さんに内緒で交際していた別の女性に別れを告げられ、腹を立てて犯行に及んだとされている。さらに、A氏はB子さんに「お互いの指を1本ずつ切れば、私たちは一つになれる」といった発言をしたことも明らかになっている。
裁判所はこの行為について、「犯行の経緯や手口、危険性、被害の程度などを総合的に考慮すると、犯行の悪質さが際立っている」と指摘した。また、A氏が暴力犯罪で過去に複数回の前科を持っていることも重視された。
一方、裁判所はA氏が自らの過ちを認め、被害者と和解したことを考慮し、「被告人が示談金を支払い、被害者が処罰を望んでいない点も量刑に影響を与えた」と説明した。