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2025年02月05日水曜日
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徹夜ギャンブラーの伯爵が考案?実は古代ローマから存在していた「サンドイッチ」の知られざる歴史

サンドイッチは手軽な食事の代名詞とされている。英語の「Sandwich」は古英語の「Sandwic」から派生した。文字的には「Sand village」になる。実際、私たちが日常的に食べるサンドイッチと英語のSandwichは語源的な関連性はない。

我々が知るサンドイッチ伯爵とはサンドイッチ家の第4代伯爵「ジョン・モンタギュー(John Montagu・4th Earl of Sandwich・1718〜1792)」のことである。ここで注目すべきなのはサンドイッチが人名ではなく爵位の名称だという点だ。サンドイッチ伯爵はイギリスのサンドイッチ地方を治めていた伯爵位の領主を指す。イギリス南東部の港町にサンドイッチという地名が実在する。彼が別の都市の伯爵であれば、私たちが食べるサンドイッチも異なる名前で呼ばれていたかもしれない。

モンタギューは一度トランプを手にすると徹夜で遊ぶことが多かった。1762年のある深夜、ゲーム中に食事の時間さえ惜しんだモンタギューは使用人にローストビーフとパンを持ってこさせた。そして薄切りのパン2枚に冷たい牛肉を挟んで食べた。当時、このような食べ方は上流貴族の間では極めて異例の光景だった。モンタギューがサンドイッチの発明者と言えるだろうか。サンドイッチを四角く薄切りにしたパンに具材を挟んだものと定義するなら、彼を最初の考案者と見なすことができる。

しかし、サンドイッチに類似した食べ物はその前から存在していた。薄切りのパン2枚の間に肉、チーズ、その他の具材を挟んで食べる方法は人類が肉とパンを食べ始めた頃から長い歴史がある。ローマ人は黒パンに肉を挟んだ食べ物を食べ始め、ヨーロッパの他の地域にも類似した料理があった。フランスの農民たちは昔から、野原で働きながら厚い黒パンに肉を挟んで食べていた。

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