![引用:ワシントン・ポスト・ホームページ/Newsis](https://contents-cdn.viewus.co.kr/image/2025/02/CP-2023-0328/image-900b09c6-ab95-402a-9288-ba9afdceb097.jpeg)
世界最大の氷山が再び動き始め、ペンギンなどの野生動物が大量死の危機に直面している。氷山がペンギンなどの生息地である南大西洋のサウスジョージア島を直撃する可能性があるためだ。
7日、ワシントン・ポスト(WP)などによると、南極海の渦に8か月間閉じ込められていた氷山A-23Aが時速約1kmで再び動き出した。重さ約1兆トンのこの氷山は1986年にフィルヒナー・ロンネ棚氷から分離したものであり、世界最大の氷山だ。
A-23Aは約2週間後に海流に乗ってサウスジョージア島の大陸棚に到達すると予想されている。この際、氷山の動きによって野生動物や船舶の移動経路が遮断され、生息地が破壊される恐れがある。
海洋学者のアンドリュー・メイジャーズ氏は「サウスジョージア島に氷山が衝突した場合、ペンギンやアザラシなどが餌を捕るのが困難になる」と指摘している。サウスジョージア島は海洋生物の餌が豊富で、現在多くの野生動物が生息している。
A-23Aが島に衝突する前に暖かい海流により小さく砕けて溶ける可能性も否定できない。英国南極調査所(BAS)はこの場合、野生動物への被害は軽減されるものの、数千個の氷山の破片により、漁船の航行が困難になる恐れがあると予測している。
現在、A-23A氷山は高さ約6mの波、風速時速約70kmの暴風にさらされており、崩壊の速度が加速する可能性もある。