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イギリスの高齢猫が食料のない地下に閉じ込められた後、5日ぶりに救出され、家族と再会した。
6日(現地時間)、英BBCは、このニュースを報じ、15歳のベンガル猫「クレオ(Cleo)」が、イオウェン(嵐)の影響で困難な状況に陥ったと伝えた。当時、イオウェンがイギリス・ダンディーに上陸した際、クレオはあるアパートの地下に閉じ込められたという。
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クレオが閉じ込められた地下には、食べ物が一切なく、水分を補給することもできなかったため、日を追うごとにやせ細っていった。しかし、クレオの鳴き声を聞いた人々が行動を起こし、動物保護団体「スコティッシュSPCA」と消防隊が救助に乗り出した。
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クレオの救助作業が進められたものの、作業は決して簡単ではなかった。5日間も閉じ込められていたクレオには、救助隊が差し出した板やロープを登る力が残っていなかった。最終的に、救助隊は床板を取り外してクレオに直接近づき、ようやく救出することに成功した。
同団体は8日、Facebookの公式ページに「クレオは5日間、餌も水もない状態で閉じ込められていた」との投稿とともに、救出されたクレオの写真を公開した。
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実は、クレオは4週間前から行方不明になっていた飼い猫だった。飼い主のアーリーン・コナー(Arlene Connor)さんは、最悪の事態をも覚悟していたが、救助隊の尽力により再びクレオを迎えることができた。
このニュースを知ったネットユーザーたちは、「無事で本当に良かった」、「みんなお疲れ様」、「全てがうまくいって本当に嬉しい」と、救助隊に惜しみない拍手を送った。