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ロシア北西部の港で今月9日(現地時間)、油槽船が爆発したが、人的被害はなかったと海外メディア「RIAノーボスチ」が報じた。
レニングラード州のアレクサンドル・ドロズデンコ知事は、テレグラムで同日午前、レニングラード州のウスチ・ルーガ港に停泊中の油槽船コアラ号で技術的問題が発生し、機関室が損傷したと明らかにした。乗組員は安全に避難し、石油製品が流出する危険はないと説明した。また、事故原因の究明に着手したとも付け加えた。ウスチ・ルーガ港はロシア第2の都市サンクトペテルブルクの西部に位置する。
ロシアの海上河川運輸庁は同日、テレグラムを通じてコアラ号の機関室で爆発が起きたが、沈没の危険はないと発表した。海外メディア「フランス通信社」によると、コアラ号はカリブ海のアンティグア・バーブーダ籍で、今月6日にウスチ・ルーガ港に到着したという。ロシアのテレグラム・ニュースチャンネル「バザ」は、コアラ号が13万トンの重油を積載していたと報じた。
フランス通信社は、コアラ号が「シャドーフリート(影の船団)」のリストには含まれていないと説明した。アメリカは先月、制裁を回避してロシア産石油を輸送する「シャドーフリート」の船舶183隻を制裁対象に指定している。
前日夜には、極東ロシアのサハリン島付近で中国籍の貨物船アンヤン2号が激しい暴風雨により座礁したと、海外メディア「タス通信」が同日、ロシア非常事態省の発表を引用して報じた。非常事態省は、サハリン・ネベリスク地区のカザチカ川の河口で外国船舶が座礁したとの情報を受け、この地域に非常事態宣言を発令したと明かした。現時点での燃料流出は確認されていないが、状況を継続的にモニタリングしていると付け加えた。
ロシアの海上河川運輸庁によると、アンヤン2号には石炭1,000トン、ディーゼル燃料54トン、燃料油706トンが積載されていたという。なお、中国人乗組員は20名全員が無事で、全ての船舶システムは正常に作動していると伝えた。