ジブリ『もののけ姫』のヒロインに似た魚?南シナ海で発見された新種の正体
![引用:Huang et al](https://contents-cdn.viewus.co.kr/image/2025/02/CP-2024-0164/23310186.jpg)
スタジオジブリ作品『もののけ姫』の主人公に似た顔の模様を持つ新種の魚が南シナ海で発見された。
今月12日、中国科学院南海海洋研究所のファン博士らの研究チームは、動物学の学術誌「ズータクサ」で、南シナ海のパラセル諸島と海南島の間の海域で独特な顔の模様を持つアマダイ科の新種深海魚を発見したと発表した。
研究チームは、この魚がスタジオジブリのアニメ『もののけ姫』のヒロインである「サン」に似た顔を持つことから、「サナエ(sanae)」と命名した。
サナエは深海に生息し、東アジアと東南アジアの水産市場でよく見られる食用魚である深海アマダイ科に属することが確認された。
アマダイ科の魚は全31種、「Branchiostegus」属には今回発見されたサナエを含めて19種が存在する。
研究チームは、オンラインの水産市場で一部の深海アマダイに独特な頬の模様があることに気づき、調査を開始したという。彼らは南シナ海のパラセル諸島と海南島の間の海域でこの魚を採集し、遺伝子解析を通じて新種であることを確認した。