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2024年09月20日金曜日
ホームトレンドネズミが人に…ニューヨーク地下鉄で撮影された写真一枚に、みんな驚いた

ネズミが人に…ニューヨーク地下鉄で撮影された写真一枚に、みんな驚いた

① ネズミの群れが闊歩するニューヨークの街

出典dailymail

ニューヨーク市は、ネズミの襲撃に悩まされている。
ニューヨークの街では、ネズミの群れが闊歩する様子が公開された。
彼らは人々を恐れず、警戒せずに自由に街を歩き回っている。街を歩いていた人々は、ネズミが突然走り寄って足にぶつかることもある。

最近、ニューヨークの地下鉄で撮影された驚くべき写真も公開された。
ある男性が地下鉄の座席に座って眠っていた。この時、ネズミが眠っている人の体の上に乗り、体のあちこちを這っていたのだ。
ネズミは男性の脚を乗り越えて腕に登り、肩まで一気に登っていった。この男性は奇妙な感触で目を覚まし、びっくりした。

出典:hotels.com

ペンシルベニアからニューヨークを訪れていたある男性は、ネズミを追いかけながらニューヨーク観光を楽しむ様子を収めた映像を公開し、話題となった。
この男性は、観光客に人気のあるエンパイアステートビルや自由の女神像だけでなく、ニューヨークではネズミ観光もできると語った。
映像が公開されると、多くの人々が共感した。
この男性は、「私はネズミが本当に嫌いですが、思い出のために作ったものです」と話した。

また、YouTubeやTikTok、オンラインコミュニティなどでは、ニューヨークでネズミが街を歩き回る様子をよく見ることができる。
街に捨てられたゴミは、ネズミたちが全てめちゃくちゃにして、ビニール袋は全て破れていた。
ネズミは生ゴミを探り、人間が脅威を与えても平然としている。むしろ人間に襲いかかることさえある。
ある男性はエスカレーターを降りている最中、ネズミが飛び跳ねるのを見て驚いて転倒したこともあった。

② 突然ネズミが増えた理由

出典:6sqft

現在、ニューヨークはネズミとの戦いを繰り広げている。
NBCニューヨークによると、ニューヨーク市保健福祉部は昨年、ネズミの個体数が2021年と比較して倍以上増加したと発表した。
コロナの影響でニューヨークのほとんどのレストランが営業を停止したため、ネズミたちは屋外に出て食べ物を探し始めた。長い間このように過ごしているうちに、彼らの行動パターン自体が変化し、大胆に街を歩き回るようになったと分析されている。

昨年、ニューヨークでは約6万件のネズミ目撃が報告された。これは2021年の3万件だったものと比べて2倍にもなる数字。
ニューヨーカーたちは、ネズミの数が人間よりも多いと言うこともある。ネズミが急に増えた理由について、専門家たちはコロナの拡散後、ネズミの群れがさらに増えたと述べている。

では、ニューヨークでは元々こうしてネズミが多かったのだろうか?
ニューヨークのネズミは以前から問題となっていた。特にニューヨークのネズミは一般的なネズミと比べて大きく攻撃的であるとされている。
平均的な体長は40cmで、体重は約500g。1kgに達するネズミもいる。繁殖速度も非常に速い。

出典:wnyc

1865年のニューヨークタイムズの記事では、「現在の速度でネズミが増え続けると、’笛を吹く男’を連れてきて駆除しなければならない」と報道されていた。
ニューヨークの古い下水管は人間が直接修理しなければならないため、大きなトンネルで構成されている。
地下には地下トンネルなどが放置されていることもある。このような環境のため、ネズミたちは生息するのに適した場所となっている。

ニューヨークの街を歩いていると、たくさんのゴミを見ることができる。ゴミが多いため、ネズミが生息しやすくなっている。
ニューヨークの基礎設備の老朽化や、街に捨てられるゴミなどにより、ネズミが繁殖しやすい状況になったと言える。

③ 高額年収の ‘ネズミ捕り’ 公務員

出典:usatoday

ネズミの群れが増える中、悩んでいたニューヨーク市は、巨額の年収を提示した。
ニューヨーク市は、「ネズミと戦うためには ‘キラー本能’と信念が必要だ」として、’ネズミ捕り’公務員を雇うために動き始めた。

900対1という高い競争率を突破して、ニューヨーク市教育公務員出身のキャスリン・コラディが雇われた。年収はなんと15万5000ドル(約2億円)。
コラディは少女時代からネズミ駆除運動を展開してきた経験がある。
これはニューヨーク史上初の ‘ラット・ツァー(Rat Czar)’ 就任例。
‘ツァー’ は、ロシア皇帝を意味するだけでなく、特定の分野で強力な権限を持つ公務員を指す。

コラディは就任後、ニューヨーク市に特化したネズミ駆除策について、体系的な戦略を立てた。
彼女は「人口密度が高いニューヨークは、ネズミが多くなる環境です。地下には地下鉄や下水管がクモの巣のように繋がっており、地上には高層ビルが森を形成しています。ネズミは満腹になり、食べ物の供給源であり生息地でもあるのです」と語った。
果たしてニューヨーク市がネズミとお別れできるのか、多くの人々が関心を寄せている。

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