試験会場にパラグライダーで登場したインドの学生

インドで試験に遅刻しそうになった大学生が、渋滞を避けるためパラグライダーで登校し、話題を呼んでいる。
今月17日(現地時間)、「ザ・タイムズ・オブ・インディア」など現地メディアによると、インドの大学生A氏は最近、崖の展望台の露店で観光客にジュースを販売している最中に友人から電話を受けた。
「もうすぐ試験が始まるのに、なぜ来ないんだ」という内容だった。A氏はその日、試験があることを忘れていた。
試験会場は約15km離れており、道は険しく曲がりくねっていて渋滞も予想されたため、少なくとも30分はかかると思われた。
焦ったA氏は近くのパラグライダー場に駆け込み、「10分後に試験があるので、試験会場まで飛ばしてほしい」と要請したという。インストラクターは一瞬躊躇したが、A氏の必死な表情を見て承諾した。
A氏はパラグライダーで5分かけて試験会場に到着し、無事に試験を受けることができたという。この一部始終はパラグライダー場にいた多くの人々が目撃した。その後、A氏がパラグライダーで試験会場に向かう様子を撮影した動画がSNSで拡散し、話題となった。
現地ネットユーザーからは「すごい学生だ」、「試験の準備はできたのか」、「良い結果を願うが、成績は芳しくなさそうだ」などの反応が寄せられた。