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豪雨の後、血のように赤く染まったイランの海岸の映像がオンラインで拡散され、話題となっている。
InstagramやFacebookなどのSNSを中心に広まったこの映像には、まるで真っ赤なペンキを流し込んだかのように赤く染まった海岸の様子が映し出されている。
この赤い波が押し寄せる海岸は、イランのホルムズ海峡に位置するホルムズ島で、独特な岩盤地形が特徴的で地質学者らの関心を集める場所だ。
この地域の土壌には、火星の地表のように酸化鉄成分が多く含まれており、赤みがかって見えるため「レッドビーチ」または「ブラッドビーチ」とも呼ばれる。今回の豪雨により、この赤い土壌が水と混ざり合い、真っ赤な水が海に流れ込んだとみられる。
「ゴラック(Golak)」と呼ばれるこの赤土は、地元で芸術や料理など幅広い用途で使用されてきたことでも知られている。