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2025年02月22日土曜日
ホームトレンドダウン症の少女が行方不明、配達員たちが仕事を放棄して捜索に参加…感動の救出劇

ダウン症の少女が行方不明、配達員たちが仕事を放棄して捜索に参加…感動の救出劇

ダウン症の少女が花火の音に驚いて逃げ出し行方不明になったため、配達員たちが仕事を中断して捜索に乗り出した。

先月13日、マレーシアのクアラルンプール・スリペタリン(Sri Petaling)でダウン症のBさんが行方不明になったと現地メディア「NOODOU」が報じた。

マレーシア在住の男性A氏は、フェイスブックを通じて行方不明のBさんを探す過程を伝えた。

A氏はその日、Bさんの兄と会う予定だったが、行方不明の知らせを受けて急遽現場へ向かった。

しかし、到着した時にはすでに多くの店が閉まっており、情報収集も難しい状況だった。

幸いにも行方不明の知らせを聞いた8~10人が集まり、A氏が配達プラットフォームで助けを求めると、配達員たちも捜索に加わった。

ある配達員は、その日の稼ぎが30リンギット(約1,024円)に過ぎなかったが、自発的に少女の捜索に参加し、行方不明から2時間でBさんを発見した。

Bさんを自宅に送るタクシー代は37リンギット(約1,263円)だったため、その配達員は自分の稼ぎ30リンギットに他の人から借りた7リンギット(約239円)を足してタクシーを呼んだ。

「母親を探して泣き続ける少女を見過ごすことができなかった」と話している。

また、別の男性は街をさまよっていたBさんを見かけ、お腹が空いているのではないかと心配し、5リンギット(約171円)を渡した。

A氏は「インターネットにはもっと感動的な話やポジティブなエネルギーが必要だ。インフルエンサーのニュースではなく、こういった心温まる話が広まってほしい」と述べ、この出来事を公開した。

Bさんの家族は、Bさんの捜索に尽力した市民や配達員に謝礼を贈ったと伝えられている。

家族はBさんに5リンギットを渡した男性に20リンギット(約683円)、お金を借りてタクシーを手配した配達員に60リンギット(約2,047円)、そしてBさんの捜索を手伝った4人の配達員にそれぞれ40リンギット(約1,365円)を贈り、感謝の気持ちを表した。

この日、Bさんの捜索に参加した配達員のフィジー・ラノス(Fizie Lanos)は、フェイスブックのコメントで「私はただ助けるために自分のすべきことをしただけだ」と述べ、「神の祝福があることを願っている」と伝えた。

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