
フェイスブックの親会社メタが、地球の周囲を超える長さの海底ケーブルを敷設する計画だ。
18日(現地時間)、フォックス・ビジネスやスカイ・ニュースなどの海外メディアはメタが5万kmを超える海底ケーブルで米国、インド、ブラジル、南アフリカ共和国を含む5大陸を結ぶ計画を報じた。
「プロジェクト・ウォーターワース(Project Waterworth)」には20億ドル(約3,010億円)以上の費用がかかり、敷設には2年以上を要する見込みだ。
イーロン・マスク氏のスターリンクが衛星によるインターネット接続の拡大を図る一方、メタは20種類以上の海底ケーブル開発に注力してきた。
メタは過去10年間にわたり複数の企業と協力して海底ケーブルを開発してきたとし、これにより人工知能(AI)をはじめとする新技術を普及させるための信頼性の高い「デジタル高速道路」の構築を目指していると述べている。
プロジェクト・ウォーターワースでは、世界最長となる24心のケーブルを製作し、敷設時間の短縮も可能だという。
海底ケーブルは「インターネットの基幹」とも呼ばれ、世界のインターネットトラフィックの95%がこれを通じて伝送されてきた。
メタは海底ケーブルが低所得者層や社会的弱者のインターネット利用の拡大を促進できることを期待している。