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米電気自動車メーカーのテスラが中国で運転支援ソフト「FSD(完全自動運転)」の導入準備を進めている。
25日(現地時間)、中国の財聯社はテスラが近く中国でFSDの配布を開始する予定だと報じた。FSDを搭載した車両ではランプや交差点進入の案内、信号認識、旋回、車線変更、速度調整などの機能が利用できる。
財聯社によると、FSDはすでに6万4,000元(約132万円)を支払った中国の顧客に提供される予定で一部の車両に優先的に導入された後、順次拡大されるという。
テスラのイーロン・マスクCEOは昨年4月、中国を訪れ、李強(リー・チャン)首相とFSD導入について協議した。また、マスク氏は昨年6月、中国の検索大手・バイドゥと提携し、現地の地図サービスを活用することで合意している。さらに、テスラは昨年9月、早ければ今年第1四半期に中国と欧州でFSDを導入する意向を示していた。