パイコイン（Pi）が暗号資産市場で急速に影響力を拡大している。
最近、主要取引所への上場に伴い、開発元のパイネットワークの公式「X（旧Twitter）」アカウントのフォロワー数が急増し、ソーシャルメディアではビットコイン、ドージコイン、バイナンスコインと肩を並べるまでに成長した。
これが投資家の間でパイコインの将来性への期待を高める要因となっている。
仮想通貨専門メディアのコインゲイプが24日（現地時間）、この現象について報じた。
パイネットワークはメインネット立ち上げ後、急速に注目を集めている。特にXプラットフォームでフォロワー数が急増し、イーサリアムを上回り、世界で5番目に多いフォロワーを持つ暗号資産アカウントとなった。
24日の時点で、Xにおける主要暗号資産のフォロワー数は以下の通りとなる。
BNB（バイナンス） – 1,400万
ビットコイン – 750万
ドージコイン – 430万
パイネットワーク – 390万
この成長は、パイネットワークが実験的プロジェクトの域を脱し、本格的な市場競争者としての地位を確立しつつあることを示していると専門家は語った。
24日の時点で、パイコインの価格は1.50ドル（約224円）前後で取引されている。
一部の市場専門家は、パイコインが今後3.14ドル（約469円）まで上昇する可能性があると予測している。
暗号資産アナリストのキム・H・ウォン氏は「X」を通じてパイコインには強気予想を示した。ウォン氏はその理由として次の要因を挙げた。
取引量の増加
主要取引所への上場後、取引量が急増し、機関投資家の資金流入の可能性が高まった。
価格変動性の拡大
最近101%以上上昇した価格動向が投資家の関心を引いている。
取引所上場の拡大
OKX、MEXC、GateIOなど主要取引所に上場し、アクセシビリティが向上した。
バイナンス上場への期待
パイコインがバイナンス（Binance）に上場すれば、価格がさらに上昇する可能性が高い。
テクニカル分析のシグナル
チャート上で強気シグナルである「カップ・ウィズハンドル」パターンが形成され、さらなる上昇可能性を示唆している。
ウォン氏は「パイコインが短期的に2.20ドル（約329円）を突破した後、最終的に3.14ドル（約469円）を目指すだろう」と話した。
パイネットワークのソーシャルメディアでの急成長は、過去にドージコインが「X」で急浮上し、価格が急騰した事例に似ている。2021年、ドージコインはイーロン・マスク氏の支持を受けてXでフォロワー数が急増し、同年5月には0.05ドル（約7円）から0.73ドル（約109円）まで1,300%以上上昇した。
パイネットワークは依然として初期段階にあり、価格変動が大きいため、投資家には慎重なアプローチが求められると指摘されている。しかし、現在のソーシャルメディアでの人気上昇、取引所上場の拡大、テクニカル分析のシグナルなど、様々な要素が強気相場を期待させていると専門家は語った。
パイコインが実際に3.14ドル（約469円）に到達できるかは市場動向次第だ。専門家は今後のバイナンス上場の可能性やネットワークの実用性向上などが追加の上昇要因になると予測している。