
欧州での販売が急減したことが明らかになり、テスラの株価が8%以上暴落した。
25日(現地時間)、ニューヨーク株式市場でテスラの株価は8.39%下落し、302.80ドル(約4万5,259円)で取引を終えた。時価総額は9,739億ドル(約145兆4,319億円)に縮小し、1兆ドル(約149兆3,443億円)の大台を割り込んだ。
同日、テスラは欧州での販売台数が前年同期比45%減少したことを発表した。欧州自動車工業会(ACEA)のデータによれば、1月に欧州で登録されたテスラの電気自動車は9,945台で、前年同期比で45%の急減となった。
欧州全体の電気自動車販売が37.3%増加した中、テスラの販売が急減している点が注目を集めている。イーロン・マスクCEOによる欧州政治への干渉が影響して反感が高まり、テスラ車のボイコットが広がっていると懸念されている。
テスラ株は8%以上下落し、過去5取引日では14.49%、1か月では25.53%の減少となった。時価総額は1兆ドルの大台を割り込み、米国企業の時価総額ランキングで8位に後退。9位のブロードコム(時価総額9,493億ドル/約141兆7,725億円)との差は僅かで、9位に転落する可能性も指摘されている。