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2025年03月06日木曜日
ホームトレンド「日本で買った方が…」iPhoneを求めて日本に訪れる韓国人が急増、「遠征購入」するワケとは?

「日本で買った方が…」iPhoneを求めて日本に訪れる韓国人が急増、「遠征購入」するワケとは?

引用:ニュース1
引用:ニュース1

「日本旅行のついでにiPhoneを買いました。円安の影響もあるでしょうが、iPhoneXの頃から日本の方が韓国より安いことで知られていますよね。」

20代の女性A氏は、今年1月に日本でiPhone16 128GBを購入した。当時の価格は韓国ウォンで約105万ウォン(約10万8,043円)だった。iPhone16の韓国での発売価格125万ウォン(約12万8,623円)より約20万ウォン(約2万579円)安かった。韓国のオンラインショッピングサイト「クーパン(Coupang)」での価格よりも安く、Coupangでは121万ウォン(約12万4,507円)で販売されている。

30代の男性B氏は、iPhone16 256GBを購入するため今年1月に日本を訪れた。B氏は免税で12万7,081円で購入した。当時のレートで約119万2,000ウォン(約12万2,655円)となり、韓国でのiPhone16 256GB出荷価格140万ウォン(約14万4,058円)より約20万ウォン(約2万579円)安かった。

日本より韓国でのiPhone販売価格が高いため、一部の購入者が日本でiPhoneを買う「遠征購入」を選択している。iPhoneの「遠征購入」や「直輸入」を検索すると、関連情報が多く見つかる。

実際に、iPhone16の出荷価格は韓国より日本の方が低く設定されている。128GBモデルの場合、米国での販売価格は799ドル(約11万9,710円)で、消費税10%込みの価格は855ドル(約12万8,100円)である。これを韓国のiPhone出荷価格125万ウォンと日本の出荷価格の12万4,800円で計算すると、韓国の方が為替レートが高めに設定されている。

iPhone16の韓国基準為替レートは1ドル(約149円)あたり約1,423ウォン(約146円)なのに対し、日本は142円で、現在のレートで換算すると1,390ウォン(約143円)である。

免税を受けると11万6,727円でも購入できる。つまり、iPhone16を韓国より日本で約11万ウォン(約1万1,318円)安く買えることになる。

アップル関係者は「国ごとにiPhoneの発売価格が異なる理由は為替レートだけだ」と説明した。

韓国のiPhone価格は、他国と比較しても高い水準にある。市場調査会社「ストラテジー・アナリティクス(SA)」によると、韓国は日本や米国よりもスマートフォンの平均販売価格(ASP)が高い。

スマートフォンの購入平均価格は90万ウォン台(約9万2,608円、公示支援金除く)に達する。世界平均価格(37万ウォン、約3万8,072円)の2倍以上だ。iPhoneの平均販売価格(ASP)はサムスンの3倍以上となっている。

iPhone15シリーズの予約販売期間には海外直輸入の需要が急増した。ある海外直輸入プラットフォームによると、iPhone15の予約販売期間である一昨年9月15日から19日までの間、iPhone海外直輸入の配送申請件数がiPhone14の予約販売時(2022年9月9日〜13日)と比べて100%以上増加したという。

特に日本からの海外直輸入注文が急増した。国別配送件数では、日本のiPhone海外直輸入配送申請件数が1500%増加した。

iPhone15シリーズは昨年までも需要が途切れない人気商品だった。カウンターポイント・リサーチの調査によると、昨年の年間スマートフォン販売量の1〜3位をiPhone15シリーズが占めた。

iPhone14 Proは日本と46万ウォン(約4万7,333円)近くの価格差があった。iPhone14 Proは韓国で155万ウォン(約15万9,492円)で販売されていたが、日本の発売価格は当時14万9,800円で、韓国より安かった。韓国の消費者は日本の消費者より46万ウォン近く高い価格で購入することになった。

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