
国内最大の自動車メーカーであるトヨタが3つの工場と4ラインの稼働を停止した。部品サプライヤーである中央発條の爆発事故の影響で、部品調達に支障が生じたためだ。工場の再開時期は未定となっている。
10日の共同通信によると、トヨタ自動車傘下のダイハツ京都工場の1ラインが稼働停止の対象に追加された。
トヨタは同日から、愛知県の高岡工場とトヨタ自動織機の長草工場の2工場、3ラインの稼働を停止すると発表していた。
これは、トヨタの部品サプライヤーである中央発條の工場で集塵機が爆発し、部品供給に支障をきたしたことによる決定だ。同工場は今回の事故により、コイルスプリングを生産する7ラインのうち2ラインの稼働を停止した。中央発條では2023年10月にも爆発事故が起きている。当時、トヨタは部品調達ができず、最大8工場、13ラインの稼働を停止する事態に陥った。中央発條は「藤岡工場内の集塵機を点検中」とし、「安全確認と調査がすべて終了した後に操業を再開する」と述べた。