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2025年03月12日水曜日
ホームトレンド「テスラ神話終わりか?」1月の電気自動車市場でフォルクスワーゲンがテスラを抜いて1位に

「テスラ神話終わりか?」1月の電気自動車市場でフォルクスワーゲンがテスラを抜いて1位に

1月、中国を除く世界市場でフォルクスワーゲン・グループがテスラを抜き販売台数首位に立った。

SNEリサーチによると、1月の中国以外の世界80か国における電気自動車(プラグインハイブリッド車含む)販売で、フォルクスワーゲンは前年比68.5%増の8万2,000台を販売し、首位に躍り出たという。

テスラは前年比14.7%減の5万7,000台を販売し、2位に後退した。

3位は現代自動車グループで、3万7,000台を販売し前年同期比8.4%増となった。

フォルクスワーゲンの好調は、主力モデルのID.3、ID.4、ID.7、Q4 e-Tronなど、電気自動車専用MEBプラットフォームを採用した車種の販売拡大によるものだ。

特に欧州市場での強固な地位構築がフォルクスワーゲンの成長を牽引した。小型電気自動車を中心としたラインナップの拡充が、欧州における電気自動車普及の流れと合致したと分析されている。

一方、テスラは欧州で前年同期比45.9%減、北米で2.1%減と主要市場で低迷した。

現代自動車はアイオニック5、EV6がフェイスリフトにより商品性が向上し販売台数が回復傾向にある。また、起亜のEV3・EV9も世界市場で拡大している。

特に北米市場ではステランティス、フォード、GMを上回る実績を示した。米国のインフレ抑制法(IRA)による税額控除を活用した現地生産拡大戦略が奏功したと見られる。

地域別では、欧州市場が最大の20.5%成長を遂げ、世界市場シェアの53.7%を占めた。北米市場は10.9%成長し市場シェア10.5%、アジア(中国除く)市場は9.2%成長し市場シェア13.5%を記録した。

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