
中東地域の地政学的緊張が再び高まる中、18日(現地時間)の国際金価格が再び最高値を更新した。
ブルームバーグによると、この日午後4時7分(米東部時間)頃、4月物の国際金価格はオンス当たり3,042.4ドル(約45万4,871円)となり、1.21%急騰して最高値を記録した。金の現物価格(終値ベース)は、14日に史上初めてオンス当たり3,000ドル(約44万8,532円)を突破した後、この日さらに過去最高値を更新した。
金先物価格もこの日、最高値を更新した。ニューヨーク商品取引所で、4月限の金先物価格は前日比1.2%高のオンス当たり3,040.8ドル(約45万4,632円)で取引を終え、過去最高値を更新した。
トランプ政権が引き起こした関税戦争の不確実性が続く中、中東情勢が再び悪化し、安全資産への需要が高まったとみられる。ガザ地区での停戦から2か月後、イスラエル軍が18日未明からガザ地区への大規模空爆を再開し、中東地域の緊張が再び高まった。
ハマスが統治するガザ地区の保健省は今回の空爆による死者数がこの日の午後までに400人を超えたと発表した。ハマスは声明で「ネタニヤフ首相と彼の極右政権が停戦交渉を破棄する決定を下し、ガザ地区の捕虜たちを不確かな運命にさらした」と主張した。