
テスラの「熱狂的ファン」として知られ、好意的なレポートを発表することで有名なウェドブッシュ証券のアナリスト、ダン・アイブス氏が「CEOのイーロン・マスク氏はテスラに集中すべきだ」と進言した。
20日(現地時間)、アイブス氏は米経済ポータル「Yahoo!ファイナンス」で「テスラの株価が3か月間急落している」と指摘し、「マスク氏は再びテスラに注力すべきだ」と述べた。
アイブス氏は「テスラは危機に直面しており、マスク氏だけがそれを解決できる」とし、「マスク氏は今、軌道修正すべきで、テスラの将来はここにかかっている」と付け加えた。
テスラに対する否定的な流れを止め、株価を正常な軌道に戻すには2つの課題に取り組む必要があるという。
第一に、マスク氏はホワイトハウス政府効率化省(DOGE)タスクフォースの責任者とテスラのCEOとしての役割の間でバランスを取る必要がある。第二に、マスク氏とテスラが昨年から公言している年内生産予定の低価格電気自動車に関する明確なロードマップを提示すべきだと強調した。
アイブス氏はテスラが「政治的シンボルと化した」とし、「これはどのブランドにとっても好ましくない」と指摘した。
さらに、「テスラの技術力は依然として強いが、投資家はマスク氏が政治に気を取られていることに失望感を抱いている」と述べた。
一方、マスク氏がトランプ政権に参加して以来、テスラの株価は過去最高値から50%以上下落している。