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2025年04月01日火曜日
ホームニュース「これを読んでいるなら、私は殺害されたということだ」イスラエル軍、ハマスと疑われる戦場ジャーナリストを空爆で殺害

「これを読んでいるなら、私は殺害されたということだ」イスラエル軍、ハマスと疑われる戦場ジャーナリストを空爆で殺害

引用:X
引用:X

イスラエル軍は、パレスチナ武装組織ハマスに関与しているとして、アルジャジーラ放送所属のジャーナリストを標的空爆で殺害した。

25日(現地時間)、アルジャジーラは、同局の記者ホサム・シャバット氏が前日、ガザ地区北部ベイトラヒアで自身の車内にいたところ空爆により命を落としたと報道した。シャバット氏は事前にXに投稿した文章で「皆さんがこれを読んでいるなら、私はイスラエル占領軍に殺害されたということだ」と述べていた。彼はガザ地区での戦争が始まって以来18か月間、戦場での取材に専念し、「ガザ地区北部の恐怖を刻々と記録し、彼らが隠そうとした真実を世界に示そうとした」と綴っていた。

一方、イスラエル軍は同日の声明で「アルジャジーラ記者を装ったハマスのテロ組織ベイトハヌーン大隊の狙撃手シャバットを排除した」と発表した。イスラエル軍は、昨年10月に自国情報機関シンベトが入手したハマスの内部文書により、シャバット氏がハマスの軍事訓練に参加していた事実が確認され、戦争中に軍と民間人を対象にテロ行為を行ったとも主張している。イスラエル軍は「これはハマスのテロリストとアルジャジーラとの関連を示す新たな証拠だ」と強調した。

一方、イスラエル政府とアルジャジーラは、ガザ地区での戦争開始以来、主要事件の報道を巡って対立している。イスラエルはアルジャジーラの戦争報道に偏向があると主張している。

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