
米・MQ-9リーパー、イエメンで撃墜か…
フーシ派「米軍ドローン計20機撃破」と主張
イランの支援を受けているイエメンの反政府武装組織フーシ派反乱軍は、米国の最新鋭無人攻撃機「MQ-9リーパー」を撃墜したと発表した。
イスラエルの英字ニュースサイト「タイムズ・オブ・イスラエル」によると、フーシ派反乱軍の報道官ヤヒヤ・サリ氏は1日(現地時間)、同軍の運営するアルマシラTVで声明を発表し、米軍のドローンを撃墜したと述べた。
ドローンはイエメン政府の同盟勢力が支配するマリブ州上空で撃墜された。フーシ派反乱軍は、撃墜に使用したミサイルが自国製であると説明している。
SNSで拡散された映像には、ドローンの撃墜とみられる火炎によって夜空が照らされる様子が映っていた。映像に映っていたイエメン人男性はドローンが撃墜されたと実況している。
米軍はAP通信に対し、ドローン撃墜の報道を認識しているとしながらも詳細については言及しなかった。
フーシ派反乱軍は、これまでにイエメン上空でMQ-9を20機撃墜したと主張。そのうち16機は、イスラエルとパレスチナの武装組織ハマスとの戦闘が続く中で撃墜したとしている。
米ゼネラル・アトミックス社製の「MQ-9リーパー」は、世界最高水準の無人攻撃機だ。全長11メートル、翼幅22メートルの大型機で、標的上空約15キロメートルを30時間以上滞空でき、偵察任務に適している。1機あたりの価格は3,000万ドル(約44億万円)だ。
米国家安全保障のためのユダヤ人研究所によると、米国は昨年11月以降、フーシ派反乱軍を標的とした作戦を最大612%増加させたという。米空軍は2月、「フーシ派反乱軍のドローンに関する上級専門家がいるとされるテロ関連施設など30カ所を攻撃した」と発表した。
ドナルド・トランプ米大統領は先月31日、SNS「トゥルースソーシャル」に「米軍は昼夜を問わずフーシ派反乱軍への攻撃を続けており、その強度は増している」と投稿。「フーシ派反乱軍が『航行の自由』に対する脅威的存在でなくなるまで、空爆を継続する」と述べた。