20 C
Tokyo
2025年04月16日水曜日
ホームニュースプロペラ破損で空中分裂か、シーメンス・モビリティのCEOとその家族がヘリ観光中に墜落事故で死亡…パイロット含む6人全員が犠牲に

プロペラ破損で空中分裂か、シーメンス・モビリティのCEOとその家族がヘリ観光中に墜落事故で死亡…パイロット含む6人全員が犠牲に

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

米ニューヨークで発生したヘリコプター事故により、グローバル企業シーメンスの子会社の最高経営責任者(CEO)とその家族が悲劇に見舞われた。

10日(現地時間)のAP通信などによると、この日起きたヘリコプター墜落事故で、パイロットを含む6人全員が死亡した。

事故機には、パイロットのほか、シーメンス・モビリティのCEOであるアグスティン・エスコバル氏とその妻、そして3人の子供が搭乗していたという。

事故機は「ベル206」型で、当初は軍用に開発されたが、現在は警察や放送局、観光業者など幅広い分野で使用されている。

ヘリコプターでニューヨーク観光をしていた際に事故に遭ったとみられる。

エスコバルCEOは、2022年にシーメンスのスペイン法人の代表を務め、現在はシーメンスの鉄道インフラ部門のグローバルCEOを務めていた。また、2023年からはスペインのドイツ商工会議所副会長も兼任していた。

航空追跡データによると、このヘリコプターは現地時間午後3時頃、ダウンタウンの離着陸場を離陸したが、わずか18分後にハドソン川に墜落。事故時の映像や目撃者の証言によれば、空中でプロペラが外れ、機体が二つに分かれて墜落したとみられる。

元海兵隊ヘリコプターパイロットで航空専門弁護士のジャスティン・グリーン氏は、メインのプロペラが尾部と衝突して破損し、パイロットが制御不能に陥った可能性を指摘した。グリーン氏は「事態が発生した瞬間に即死したであろう」と分析した。

米連邦航空局(FAA)と国家運輸安全委員会(NTSB)等は、詳細な事故原因について調査を行う方針だ。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください