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2025年04月21日月曜日
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「死者100人」タイのソンクラーン祭り、水かけ祝祭の裏で血の交通事故

タイのソンクラーン祭り、交通事故による死者急増

タイ最大の祭りである「ソンクラーン」が始まり、交通事故による死者数が急増しているということが明らかになった。

引用:ザ・ネーション
引用:ザ・ネーション

15日(現地時間)タイのメディア「ネーション」によると、ソンクラーンの初日から2日目までの2日間に、全国で計756件の交通事故が発生し、100人が死亡、752人が負傷したという。これはタイ道路交通当局が発表したもので、事故の主な原因はスピード違反および飲酒運転であると伝えられている。

特に、オートバイによる事故が全体の85%を占めており、事故原因はスピード違反が44%、飲酒運転が29%となっている。

タイ警察庁のクライブン・スアドソン庁長は「飲酒運転だけでなく、ある種の薬物が眠気を引き起こし、多くの事故につながっている」と説明した。こうした事態は毎年繰り返されており、より厳格な交通規制を求める声が高まっている。

ソンクラーンは、サンスクリット語で「星の移動」を意味し、太陽が魚座から牡羊座へ移る時期を祝う伝統的な新年行事である。

毎年4月13日から15日まで開催されるこの祭りは、水かけ遊びをはじめとした行事とともに、タイで最も盛大かつ重要な祝祭のひとつとして定着している。しかし、賑やかな祝祭ムードの裏で、安全面の問題は依然として深刻な課題となっているという。

今年もソンクラーン期間中には多くの観光客や地元住民が集まり、各地の道路が混雑した。それに伴い、交通事故のリスクも高まった。専門家たちは、この問題の解決には政府と市民が連携して取り組む必要があると強調している。

特に運転者に対しては、安全運転の徹底を呼びかけるとともに、飲酒運転を根絶するためのキャンペーンをさらに強化する必要があるとの意見も出ている。

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