
飛行機である肥満乗客が狭い座席でかろうじて体を動かす姿が写った写真がネット上に広がり、肥満乗客に対する航空会社の座席費用規定をめぐって論争が発生した。
22日(現地時間)、英紙デイリー・メールによると、フロリダ・マイアミ出身、ヒップホップグループのプリティ・リッキー氏が昨年ヘルシンキからコペンハーゲンに向かう飛行機で通路側席に座ろうとするある乗客の写真をフェイスブックに共有した。
フリーピー・リッキー氏は「航空会社は肥満乗客のために何か対策を講じるべきだ」とし、「座席より体格が大きい乗客も困っているし、隣席の人も困る状況なので、航空会社は適切な解決策を見つけるべきだ」と書き込んだ。
この写真は、アメリカのワシントンD.C.出身のクリストファー・エリオット氏が、搭乗に苦労している乗客の姿を伝えるためにフェイスブックに投稿したものだったが、リッキーの投稿により別の論争にまで発展した。
リッキーの投稿には1,600件以上のコメントが寄せられ、多くのネットユーザーは、肥満乗客は座席2つ分の料金を支払うべきだという立場を示した。
あるネットユーザーは「足が長かったり背が高かったりする人々は足を伸ばす空間を確保するために追加費用を支払う」とし、「体が大きい人々も同様に追加費用を支払う必要がある」と述べた。
手荷物のように搭乗前に体重を測るべきという意見も多かった。「チェックイン前に体重を測り、過体重の場合は2枚目のチケットを購入させ、購入しないと搭乗できないようにすべきだ」などの意見が出た。
「過体重の乗客が追加費用を払わなければならない」という主張に否定的な意見も多かった。
6XLサイズのジェイリン・チェイニー氏は「航空会社はより広い座席を作るべきだ。他人の利便性に合わせて体全体を変えなければならないのか。そもそも体に合わないように設計された座席の方が問題だ」と主張した。さらに、アメリカ政府が「肥満平等権利法」を制定すべきだと提案した。