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2025年04月30日水曜日
ホームニュース「万博会場で暴露された日本の闇」警備員を土下座させた来場者の横暴、SNSで拡散された"カスハラ"映像に批判殺到

「万博会場で暴露された日本の闇」警備員を土下座させた来場者の横暴、SNSで拡散された”カスハラ”映像に批判殺到

引用:X
引用:X

EXPO 2025 大阪・関西万博(万博)で、警備員が来場者の前でひざまずいて謝罪する動画がSNSで拡散し、物議を醸している。

朝日新聞などは、この出来事は17日午後4時頃、大阪市此花区夢洲の万博会場入口付近で発生したと報じた。SNSで共有された映像には、ピンク色のバッグを持つ来場者の前で制服姿の警備員が帽子を脱ぎ、ひざまずいて頭を下げる姿が映っていた。

目撃者は、映像内の来場者が叫ぶ声を聞いて撮影したという。当時、この来場者が警備員にシャトルバスの駐車場の位置を尋ねたところ、警備員は正確な位置を把握しておらず、万博会場の情報を表示するデジタルサイネージに案内したことで事態が発生したとされる。

SNS上では、この事態をいわゆる「カスタマーハラスメント(カスハラ)」ではないかとの指摘が上がっている。この映像を共有したXアカウントの運営者は「警備員が地面にひざまずいているのに、来場者は腕を組んでいる」と指摘し、「万博会場の安全と秩序を守るため、問題行動を取る来場者に対しては入場禁止措置など厳格な対応が必要だ」と述べた。

これに関して、日本国際博覧会協会は来場者が謝罪を強要した事実はないと説明した。現場では大きな混乱には至らなかったため、警備員は本部に報告しなかったという。また、他の警備員の介入もなかったとされる。警備会社のマニュアルでは、このような状況が発生した場合、現地指揮本部に即時連絡し、複数の警備員で対応するよう定められている。協会側は警備会社に報告体制の強化などの対策を求めており、警察と連携して類似事案の再発防止に努める方針だ。

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