元交際相手を監禁し、ストーカー行為をしたとして逮捕された男が、釈放された当日、被害者に200回以上電話をかけるなど、再びストーカー行為を行ったとして、懲役刑を言い渡された。
10日、裁判所などによると、光州地裁刑事9単独(裁判官 チョン・ヒスク)は、ストーカー行為等の規制等に関する法律違反の疑いで起訴された50代男性Aに対して、懲役10ヶ月を言い渡した。また、40時間のストーカー治療プログラムの履行も命じた。
Aは昨年8月8日に、60代女性B氏に210回にわたり電話をかけるなど、ストーカー行為を行った疑いで裁判にかけられた。
Aは、2ヶ月間交際した後別れたBさんに対し、ストーカー行為と監禁の疑いで、昨年5月に逮捕された。
その後、B氏はストーカー犯罪に対する処罰を望まないという意思を示し、Aは監禁罪に対してのみ罰金700万ウォン(約80万円)を言い渡され、釈放された。
しかし、Aは釈放された当日、B氏に再び200回以上電話をかけるなど、ストーカー行為を行ったことがわかった。
裁判所は「被告は反省するどころか、釈放されたその日から被害者に再びストーカー行為を行うなど、罪は非常に重い。被告には実刑を含む多数の前科があり、実刑が避けられない」と判決理由を明らかにした。