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2024年11月25日月曜日
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インプラント治療でもう安心?あまり知られていないインプラント周囲炎のリスク

インプラント周囲炎は通常の歯周病より急速に症状が進み、口内に与える損傷も大きいという。

写真=EBS

いまや歯科治療に欠かせないインプラントは頑丈で天然の歯と形状も似ているため、歯や口腔に悩みを持つ多くの人々に希望を与えてきた。

しかし、インプラント治療をしても、大切にケアしないと苦労して埋め込んだものを取り除くのはもちろんのこと、歯肉と骨を失う可能性もある。インプラント周囲炎による炎症のためだ。

インプラントとは、永久歯を失った位置に金属製の歯根を埋め込み、その上に人口の歯を装着する治療法だ。金属素材であるため、虫歯になることはないとされているが、何も症状が起こらないということがないわけではない。

歯周病のように、インプラントの周りの歯茎に炎症が生じる可能性がある。インプラント周囲炎になると炎症が歯肉から歯槽骨にまで広がった状態となり、口臭や出血を引き起こし、歯肉や歯槽骨の破壊が徐々に進む。

写真=EBS

ある70代の男性は、10年前に上顎に装着したインプラントの大半を取り除き、残った1つのインプラント義歯を使用してきたが、それすらもインプラント周囲炎により破壊が進んでしまった。彼は再度のインプラント治療を望んだが、炎症により歯槽骨が溶けてしまい、最終的に残された選択肢は義歯しかなくなってしまった。

インプラント治療に最も重要なのは歯槽骨の状態である。歯槽骨という歯を支える骨の吸収によって「骨不足」の問題が見られ、インプラント治療が受けられない患者もめずらしくはない。インプラント周囲炎は歯周病よりも進行速度が速く、歯周組織と骨を破壊するため、早期に治療しないとインプラントが緩んで抜けてしまい、その後の再手術もできなくなる。

歯肉の一部を失った後で初めてケアの重要性に気づいた70代男性は、過去に埋め込んだインプラントの周囲に炎症が起き、歯肉が溶けてしまった。

インプラントは自然な歯とは異なる構造的特性から、より多くの注意とケアが必要である。特にインプラント周囲炎は当初痛みを感じない場合も多いため、定期検診を通じて早期発見することが非常に重要である。

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