引用:聯合ニュース
韓国・江原道(カンウォン道)江陵市(カンルン市)沖で海洋保護生物であり、国際的に絶滅危惧種であるアザラシが泳いでいる様子が捉えられた。
3日、聯合ニュースなどによると、前日午後2時40分頃、江陵市江東面(カンドン面)正東津(チョンドンジン)海水浴場近くでアザラシ1匹が泳いでいる様子が市民のカメラに収められた。
映像を撮影した正東津レールバイクのスタッフは、「休憩中に海を見つめていたが、何かが通った」と話し、「人間だと思ったが、よく見てみるとアザラシだった」と述べた。
スタッフらは、海水浴場の砂浜とそれほど遠くない水辺でアザラシが上下に動きながら泳いでいる様子を約10分間目撃したという。アザラシを目撃したスタッフの1人は、「砂浜に人々が近づけないようにフェンスが設置されており、アザラシに近づいたり触ったりした人はいなかった」と説明した。
引用:YTN
同日、江陵沖の釣り船近くで撮影された映像を見ると、アザラシは人間に警戒せず、余裕を持って海を泳いでいる。水中に入ったり、顔を出したり、体を振って水分を振り払ったりもしている。
国立生態院によると、アザラシは環境部指定絶滅危機野生動物2級哺乳類であり、国際的な絶滅危機種である。海洋水産部による海洋保護生物にも指定されている。
過去、東海岸で頻繁に目撃されていたが、環境変化や毛皮を得るための違法捕獲などにより個体数が減少し、現在は冬に東海を経由し、南海と西海南部に時々出現する。
以前、江陵沖では昨年3月にも体長約2mのアザラシが目撃され、2019年には東海の望祥(マンサン)海岸でゴミに首が絡まったアザラシが発見されたこともあった。