当時、韓国を恐怖に陥れた、8歳の少女を誘拐した後、殺害した「仁川小学生殺人事件」の主犯が獄中から送った手紙が公開された。
2日に韓国の放送局「MBC」で放送されたドキュメンタリー『彼女が殺した(韓国語原題訳)』は、誘拐殺人事件を犯した20代の女、キム受刑者が出所後の新たな人生について誓う内容の獄中からの手紙を公開した。
キム受刑者は手紙を通して、「私が自身について発言すること自体が果たして正しいのかという苦悩から回答が遅くなった」と切り出した。
そして、「これからは私が何をできるかに集中することにした。出所後の人生を考えるのは時期尚早だが、学業を続けた先にはそれをもとに他人を助けたいという希望がある」と続けた。
さらに、「いつかは私が小さな光となり、日陰で生きる人々を照らしたい」とし、「彼らが後悔するような選択をしなくてもいいように助けることができる人になることを夢見ている」と綴った。
一方、キム受刑者は2017年に仁川広域市延壽区(ヨンス区)で、当時小学校2年生だった女子生徒Aさんを誘拐した後に殺害し、遺体を遺棄した。
2018年に最高裁はキム受刑者に懲役20年、殺人の事実を知りながら、ともに遺体の一部を遺棄した20代の女、パク受刑者に懲役13年を言い渡した。
キム受刑者は犯行当時17歳と未成年で、死刑や無期懲役の代わりに少年犯罪の最高刑である懲役20年を受けた。キム受刑者は満期出所した場合、38歳になる2037年、パク受刑者は33歳になる2030年に刑期を終える。
他人を殺した人間が、誰かの光になることなどない。
一生牢獄からでてくるな。