韓国ノンシムの豚骨ラーメンが米国の2024年「最高のインスタントラーメン」ランキングで3位にランクインした。注力している米国市場で商品の価値を認められ、同国での事業展開に弾みをつけると見られる。
19日、世界各国のラーメンを評価するウェブサイト「ザ・ラーメンレーター（the ramen rater）」によると、味や調理の便利さなどに基づいて順位付けされた2024年「最高のインスタントラーメン」ランキングで「トップ5」にランクインし、韓国ラーメンの中で唯一、上位に入ったとのことだ。
ノンシムの豚骨ラーメンは、もちもちとした麺が濃厚な豚骨スープをしっかり絡ませるとの評価を受けた。辛い調味ソースが同梱されているため、好みに合わせて辛さを調節できる点や電子レンジで簡単に調理できる点が強みとなっている。
ザ・ラーメンレーターを運営するハンス・リエンシー（Hans Liensch）は、「ノンシムの豚骨ラーメンの麺は完璧で、豚骨スープは旨みが深く濃厚だ」とし、「今まで食べた豚骨ベースのラーメンの中で最高」と評価した。
さらに1月、米国のオンラインメディア「イート・ディス・ノット・ザット（Eat This, Not that）」は、米国で販売中の豚骨ラーメン8種類の中でノンシムの豚骨ラーメンを最も美味しいインスタント豚骨ラーメンに選定した。
ノンシムは、2022年4月に米国・カリフォルニア州ランチョクカモンガに第2工場を設立し、現地事業の拡大を推進している。第2工場には、カップ麺2つ、袋麺1つの高速生産ラインが設置された。
シンラーメン、シンラーメンブラック、ユッケジャンラーメンなどの代表的な製品を生産している。生産能力を確保した米国を拠点にして、メキシコなど中南米への事業拡大を計画している。
一方、今回のランキングで1位を獲得したのは、「リトルクックー・タイランド（Little Cook Thailand）」の「グリーンカレーインスタントヌードル」だった。それに次いで、サッポロ一番の名店の味 天下一品 京都濃厚鶏白湯（2位）、スープフライフィレット&ブリスケットフォーボールウィズリアルミート&コラーゲン（4位）、日清チキンラーメンどんぶり（5位）が「トップ5」に名を連ねた。