マーベル・スタジオ最新作で同社史上初めてR指定で制作された『デッドプール&ウルヴァリン』の公開に先立ち、主演のライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマン、監督のショーン・レヴィが韓国ソウルを訪れた。
『デッドプール&ウルヴァリン』は『デッドプール』実写映画シリーズの第3作で、マーベル・シネマティック・ユニバースに初めて加わるシリーズだ。
20世紀フォックスがウォルト・ディズニーカンパニーに買収されたことで、おしゃべりなアンチヒーロー、デッドプールと真面目なウルヴァリンを一つのスクリーンで見ることができるようになった。レイノルズが再び「デッドプール」を担当し、永遠の「ウルヴァリン」ヒュー・ジャックマンが「デッドプール」シリーズに新たに参加した。
『デッドプール&ウルヴァリン』は、ヒーロー生活から引退した後、平凡な中古車ディーラーとして生きていたデッドプールが予想外の大きな危機に直面し、あらゆる面で対極的なウルヴァリンを探しに行くことから展開されるアクションブロックバスターだ。
レヴィ監督は、R指定のヒーローものとして有名な「デッドプール」シリーズがディズニー社と出会い、どのような変化があったかという質問に「制作会社が変わったとしても特に変わったことはない」、「ディズニーもR指定のマーベル映画になることを知っていた。既存の「デッドプール」シリーズのトーンを保つようにした」と答えた。
この映画の脚本家、プロデューサー、主演俳優として活躍したレイノルズも「R指定のヒーローものに焦点を当てたわけではなく、面白い話を作ることに集中した」とし、「映画の一部を私の9歳の娘も70歳の母親も、『デッドプール』の熱烈なファンも見て、みんなが良いと言ってくれた」と自信を見せた。
『デッドプールとウルヴァリン』は最近興行成績が低迷しているマーベルシリーズの救世主になることを期待されている。この作品ではデッドプールが自分を「マーベル・ジーザス(Marvel Jesus)」と称するシーンもある。
レイノルズは「妻も『マーベル・ジーザス』というセリフを見て、そのような意図で書いたのかと聞いたが、そうではない」とし、「デッドプールがそのような妄想をする設定を思いついてそのセリフを書いた」と答えた。
レヴィ監督はまた、この映画について「友情についての映画だ」とし、「互いを理解し、友情を築いていく過程を描いている。それを私たち親友(レイノルズ、ジャックマン)同士で作った」と語った。そして、「象徴的な二つのキャラクターをユーモア、感動、アクションがある夏のブロックバスター映画にすることは、どんな監督にとっても大きな名誉だろう」と付け加えた。
レイノルズも「私たち三人は毎日会う友人関係だ。住んでいる場所も近いし、兄弟以上に親しい。デッドプールとウルヴァリンの出会いはファンの願いだったし、私たちもそれを望んでいた。大変な名誉だ」と強調した。
『デッドプール&ウルヴァリン』は、日本でも今月24日公開される予定だ。