中国人民銀行は、国債金利が史上最低水準に落ち込んだため、流動性管理の強化のために臨時的な公開市場操作を行うことにしたと明らかにした。
14日、対外経済政策研究院によると、人民銀行は8日、銀行の流動性を合理的且つ十分なレベルに維持し、公開市場操作政策の正確性と効率性を向上させるために、市場状況に応じて臨時的に買い戻し条件付き債券(RP)または逆RPを通じた流動性管理政策を進めることができると明らかにした。
これにより、現在午前9時から9時20分まで行われている定例の臨時公開市場操作の他、午後4時から4時20分に新たに臨時公開市場操作を行うことになる。臨時公開市場操作を行った場合、その結果は人民銀行のホームページで発表される予定だ。
臨時RPと逆RPの対象は翌日物であり、金利は固定金利だ。臨時RPの金利は7日物逆RP金利より20bp(1bp=0.01%)低く設定され、臨時逆RPの金利は7日物逆RP金利より50bp高いレベルに設定される。
中国の専門家たちは、このような措置が市場化された金利調整メカニズムを整備するという中央銀行の方向性を示していると分析した。