15年ぶりに再結成した伝説の英国バンド「オアシス」のライブツアーチケットが、販売開始から約10時間で完売した。
1日（現地時間）、英国のBBCなど現地メディアは、オアシスが一般販売を開始してから約10時間後にX（旧Twitter）に投稿したメッセージを引用して、チケットが完売したことを発表した。
今回の一般販売では、オアシスが来年7月から8月にかけて英国とアイルランドで開催する17公演のチケットが販売された。販売は午前9時に開始され、数百万人がアクセスし、同時接続によるサーバー障害も発生した。
また、先行販売が終了して数分後には、チケットが公式価格の40倍以上で転売されるなど、転売問題も発生した。公式販売価格が1枚あたり73〜506ポンド（約1万4000円〜9万8000円）であるのに対し、オンラインでの再販売では7月4日の公演チケットが916〜4519ポンド（約17万7000円〜87万円）、7月26日のロンドン・ウェンブリースタジアムでの公演チケットは6000ポンド（約115万7000円）で販売されている。
これに対してオアシスは、チケットの高額転売を禁止する声明を発表し、公式でないサイトで購入したチケットは無効にすると警告した。
1991年に結成されたオアシスは、「Don’t Look Back in Anger」など数々のヒット曲を生み出し、世界的な人気を博したが、2009年にギャラガー兄弟の不仲が原因で解散した。オアシスは解散から15年を経て先月27日、X（旧Twitter）を通じて再結成を発表し、大きな注目を集めている。再結成の発表後、過去のアルバムも再びチャートの上位にランクインするなど、その人気は再燃している。