30年前発表の伝説的クリスマスソング
6年連続首位獲得、ビートルズの記録に迫る
ポップスター、マライア・キャリー(54)が「クリスマスソングの女王」として再び脚光を浴びている。彼女の30年前の楽曲「オール・アイ・ウォント・フォー・クリスマス・イズ・ユー(All I Want For Christmas Is You)」が、米ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」で再び首位を獲得し、2019年から6年連続の快挙となった。
ビルボードは9日(現地時間)、チャート速報で「キャリーの楽曲が前週の10位から9ランク上昇し、競合を抑えて再び首位に立った」と発表した。同曲が首位を獲得するのは通算15週目となる。
この楽曲は、キャリーが1994年にリリースしたアルバム『メリー・クリスマス(Merry Christmas)』に収録されている。発表から25年後の2019年に初めてビルボードの首位を獲得し、以降毎年クリスマスシーズンに首位に返り咲いている。ビルボードによると、「2017年12月に初めてホット100のトップ10入りし、2018年にはトップ5に進出。その後、2019年(3週)、2020年(2週)、2021年(3週)、2022年(4週)、2023年(2週)と、クリスマスシーズンに通算15週の首位を維持している」という。
今回の記録により、キャリーは伝説的バンドであるビートルズの記録に迫った。ビルボードは「オール・アイ・ウォント・フォー・クリスマス・イズ・ユー」はキャリーにとって19曲目のホット100の首位曲であり、ソロアーティストとしては史上最多」と報じ、「通算20回の首位獲得を記録したビートルズまであと一歩のところに来ている」と伝えた。さらに、キャリーは1990年代から2020年代までの40年以上にわたりビルボード・ホット100で1位を獲得した初めてのアーティストとなった。また、ビルボードの報道によると、キャリーは「オール・アイ・ウォント・フォー・クリスマス・イズ・ユー」で毎年約155万ドル(約2億3,500万円)の著作権収入を得ているとされる。これまでの累計著作権収入は約84億円に達しているという。