[ジョイニュース24チョン・ジウォン記者] 「国民死刑投票」今回は軍隊内の性犯罪だ。
SBS木曜ドラマ「国民死刑投票」は、悪質犯を対象に国民死刑投票を行い、死刑を執行する正体不明の「ゲタル」を追跡する物語を描いた国民参加審判劇だ。悪質犯の生死権が国民の手に握られるという衝撃的な設定を強力なストーリーテリングで展開し、初回放送から木曜ドラマ視聴率1位を記録している。
「国民死刑投票」予告編 [写真=SBS]
劇中、ゲタルが指名した国民死刑投票対象者は、法망을巧妙に回避してきた悪質犯たちだ。第1回国民死刑投票対象者のペ・ギチョル(キム・ミンシク役)は、児童の性的搾取物を流布してもわずか1年6ヶ月の刑期を終えて出所した犯罪者だった。出所後もベギチョルは再び児童性搾取物を流布しようとした。ギャタルはそんなペ・ギチョルの口に数え切れないほど多くの紙幣を押し込み、ペ・ギチョルは死亡した。
ギャタルの2次国民死刑投票対象者であるウム・ウンギョン(チョン・ジョンナ役)は保険金殺人犯だった。ウムウンギョンは3人の夫を死に追い込み、100億の保険金を横領した。それだけでなく、4人目の夫まで死の危機に追い込み、夫の子供たちを暴行し、保険詐欺にまで利用した。ギャタルはウム・ウンギョンが搭乗した車に爆弾を仕掛け、爆発させた。ウム・ウンギョンはその場で死亡した。
児童性的搾取物の流布、保険殺人ともに2023年の韓国で完全に根絶できない犯罪である。ゲタルの殺人は明らかな犯罪である。ただ、劇中のマスコミと大衆の意見が分かれるのは、その対象者が悪質犯だからだ。このように劇中の人物たちとテレビの前の視聴者をジレンマに陥れる「国民死刑投票」の奇想天外な事件設定に注目が集まっている。
そんな中、9月7日に放送される「国民死刑投票」第5回では、第3回国民死刑投票事件が発生する。今回、ゲタルが指名する対象者は、軍隊内で性犯罪を起こしても比較的軽い罰しか受けなかった悪質犯だ。1次児童性搾取物流布、2次保険金殺人事件に続き、ドラマ「国民死刑投票」が3次軍隊内の性的暴行事件と加害者をどのように描き、視聴者にどのようなメッセージを投げかけるのか注目される。
児童性的搾取物流布、保険殺人に続き、軍隊内の性犯罪まで扱い、ブラウン管を揺るがす「国民死刑投票」5回は9月7日(木)夜9時に放送される。SBS木曜ドラマ「国民死刑投票」は、「冬のソナタ」、「太陽を抱く月」、「ドクターズ」、「サム、マイウェイ」、「椿の花が咲く頃」、「青春記録」、「ラケット少年団」など数々のヒット作を披露した「ドラマの名家」ファンエンターテインメントが制作を担当した。
記者 ジョン・ジウォン(jeewonjeong@joynews24.com)