ネットフリックスの人気ドラマ『イカゲーム』で一躍脚光を浴びた「ダルゴナ(dalgona)」がオックスフォード英語辞典に登載された。
オックスフォード英語辞典(OED)のウェブサイトによると、昨年12月の新語更新で「ダルゴナ(dalgona)」をはじめ、「ヒョン(hyung)」、「ノレバン(noraebang)」、「マクネ(maknae)」、「チゲ(jjigae)」、「トッポッキ(tteokbokki)」、「パンソリ(pansori)」など、韓国文化を基盤とした7つの単語が新たに追加された。これは2021年9月に「Kドラマ(K-drama)」、「韓流(hallyu)」、「モッパン(mukbang)」、「テバク(daebak)」など26の単語が一挙に登載されて以来、約3年ぶりの出来事である。
「ダルゴナ」の説明には、「溶かした砂糖にベーキングソーダを加えて作る韓国の飴菓子で、通常露店でハートや星などの簡単な形に刻まれた平らな円盤状で販売される」と記されている。関連する例文も掲載されており、2022年10月のボストン・グローブ紙より「ネットフリックスはダルゴナキャンディでファンを虜にした韓国の大ヒット作『イカゲーム』を公開したばかりだ」という一文が引用されている。
聯合ニュースは関連記事で、オックスフォード英語辞典の韓国語コンサルタントを務めるオックスフォード大学アジア中東学部教授であるジョ・ジウン市のインタビューを紹介した。ジョ教授は今回の単語登載について「K-POPやKドラマを通じて英語圏の人々が韓国由来の単語に多く触れ、使用するようになった」と述べ、「『イカゲーム』を見て、主人公のソン・ギフン(イ・ジョンジェ役)が実の兄弟でなくても『ヒョン』と呼ばれることを知った」と説明した。
オックスフォード英語辞典は1884年に初版が刊行された英語圏で最も権威ある辞典である。現在はリアルタイム検索可能なオンラインプラットフォームとして運営され、3カ月ごとに定期的に更新されている。