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2025年04月07日月曜日
ホームエンタメ「イカゲーム」のベテラン俳優、「強制わいせつ罪」で実刑判決 「娘のような気持ちでやった」と本人は罪を認めず

「イカゲーム」のベテラン俳優、「強制わいせつ罪」で実刑判決 「娘のような気持ちでやった」と本人は罪を認めず

引用:Newsis
引用:Newsis

強制わいせつの容疑で、1審にて執行猶予付きの懲役刑を言い渡された俳優オ・ヨンス被告(81)に対し、検察は控訴審でも懲役1年を求刑した。

3日、法曹界によると、水原地裁刑事控訴6-1部(クァク・ヒョンソプ、キム・ウンジョン、カン・ヒギョン部長裁判官)は、強制わいせつの容疑で起訴されたオ被告の控訴審の結審公判を行ったという。

検察は「被告人は演劇界で50年活動してきたベテラン俳優でありながら、立場の弱い練習生に対して性的暴行を犯した」と指摘し、「被害者は職場など日常生活の中で、恐怖を感じながら暮らしている」と述べた。さらに「被告人は被害者からの許しを得ておらず、むしろ被害者が虚偽の証言をしていると主張している」として、懲役1年を言い渡すよう裁判所に求めた。

オ被告は2017年、演劇公演のため地方に滞在していた際、散歩中に女性被害者A氏を抱きしめ、A氏の自宅前で頬にキスをするなど、2回にわたり強制わいせつ行為を行った容疑で起訴された。

オ被告は2022年11月に在宅起訴され、昨年3月の1審では懲役8か月、執行猶予2年の判決を受けた。

オ被告は最終陳述で「この年齢で法廷に立つことになり、恥ずかしい。当時の私の言動に誤りがあり、それが罪に当たるなら、その代償を受け入れる」とし、「しかし今考えても、当時の私の言動に、わいせつだと思えるようなことはなかったと信じている」と主張した。さらに「告訴人との短い縁の中で、私の不適切な言動で心に傷を負わせたのなら、本当に申し訳なく思う」と述べ、「80年かけて築いてきた人生が、無価値に崩れ去った。虚しい。耐え難い。元の生活に戻してほしい」と寛大な判決を訴えた。

オ被告側の弁護人は「公訴事実の唯一の証拠である被害者の証言には、一貫性及び具体性がなく、証言自体も矛盾している」とし、「常識や経験則に反しており、第3者の証言など客観的事実とも矛盾している」と主張した。そして「1審で有罪判決が下されたのは、被告が被害者に送った謝罪メッセージが理由だと考えられるが、『イカゲーム』公開で話題になった際、被害者から突然謝罪を求められ戸惑ったものの、共演者や制作陣に迷惑をかけたくなかったため形式的に謝罪したにすぎない」と付け加えた。

被害者側の弁護士は「被告人は被害者が謝罪を求めると『娘のような気持ちでやった』と言い、さらに傷を与えた」とし、「心からの反省が見られない」と指摘した。続けて「被告の証言は告訴後一貫しており、信憑性は十分に認められる」とし、「処罰こそが、類似の犯罪を防ぐ唯一の方法である」と強調した。

なお、オ被告に対する控訴審の判決は、今年6月3日に言い渡される予定だ。

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