BBCのドキュメンタリー『バーニング・サン:K-POPスターたちの秘密のチャットルームを暴露した女性たちの話』が話題を集める中で、チャットルームのメンバーであるスンリは海外で事業を進めようとしており、チョン・ジュニョンは海外移住の準備をしているといわれている。
バーニング・サンで発生した暴行事件に端を発して発覚したチョン・ジュニョンやスンリ、チェ・ジョンフンなどが主導した性的な盗撮動画や写真を共有する問題のチャットルームについて最初に報道したカン・ギョンユン記者が、22日SBSラジオ『キム・テヒョンの政治ショー(韓国語原題訳)』に出演した。
スンリは昨年2月、チョン・ジュニョンは今年3月に満期出所しており、スンリの場合、逮捕前から歌手活動より海外での事業に関心があり、その事業を進めようとしており、チョン・ジュニョンは海外に移住する準備をしていると伝えられている。
一方、バーニング・サン事件で争点となったチャットルームのメンバーと警察との癒着関係を最初に告発した人物はKARAのメンバーとして活躍した故ク・ハラであったことが今回のドキュメンタリーを通じて遅ればせながら明らかになった。
カン記者は、「ク・ハラさんは2019年に亡くなっており、故人について言及してもよいのか、判断がとても難しかった」とし、「最近、当時のハラさんとのやり取りを見て、(ドキュメンタリーでは)勇気をもって協力してくれたハラさんの話を必ずしなければならないと思った」と心の内を伝えた。
過去、カン記者はク・ハラの元恋人が不法に撮影した私的な動画で脅迫してきた事件を報道し、彼女と直接連絡を取っていた。
その後、カン記者がバーニング・サン事件に関して最初に報じた後、ク・ハラのほうから協力したいと電話があり、「私は彼らと練習生時代からの知人なのでよく知っている。(偶然見たこともあるが)彼らの携帯電話ややり取りにはおかしなところが多い。取材を続けてほしい」と、彼女が行き詰まりを見せていた取材の突破口になってくれたと語った。
さらに、チャットルームに登場した癒着関係にある警察幹部が誰なのかについても、ク・ハラが特に親しい関係にあったチェ・ジョンフンを説得し、特定するに至ったと話した。
カン記者は「被害者が加害者によって被害を受けた後も苦しみ続けなければならない社会システムは間違っていると思う」とし、「社会全体で改善していかなければならない課題だと思い、このドキュメンタリーが一つの道標になればいいと思う」と付け加えた。