麻薬常習投薬の容疑による判決まで一ヶ月余りを残し、韓国俳優のユ・アインが、同性への性暴力容疑により捜査を受けているという事実が明らかになった。
ユ・アインの弁護士はすぐに反論したが、イメージダウンの打撃を避けることは難しいといわれている。
26日、朝鮮日報によると、25日ソウル・龍山(ヨンサン)警察署がユ・アインに対し、同性への性暴力容疑における捜査を開始したという。
ユ・アインは去る14日、ソウル・龍山区のあるオフィステルで男性A氏(30歳)を強姦した容疑にかけられている。現行法上、同性への性暴力は類似強姦罪が適用されるという。
A氏が性暴行の被害を受けたという事実に気づいたのは目が覚めた後だったといい、翌日には告訴状が提出されたと伝えられている。当オフィステルはユ・アインやA氏の居住地ではなく、その場には他の男性もいたという。
これに対し、ユ・アインの法律代理人であるバン・ジョンヒョン弁護士は「ユ・アインに関する当告訴内容は事実ではないことを明らかにする」とすぐさま反論した。また「私生活に関する不必要な推測を控えていただきたい」との立場を示した。
ユ・アインは現在、麻薬常習投薬の容疑で裁判を受けている中、再び物議を醸すこととなった。
ユ・アインは2020年9月から2022年3月までの間に医療用プロポフォールを181回常習的に投薬し、2021年5月から2022年8月までの間には他人名義で2種類の睡眠薬1100錠を不法処方し購入した容疑にかけられている。
また、ユ・アインは共犯である知人のチェ氏ら4人と共にアメリカで喫煙するなど、喫煙教唆の容疑も持たれている。
検察は、去る24日に行われた裁判にてユ・アインに対し、懲役4年、罰金200万ウォン(約22万円)、追徴金154万ウォン(約17万円)を求刑したことが明らかになった。
この日の裁判でユ・アインは「この場をお借りして、事件に関する僕の過ちについて深く反省し、また謝罪の言葉を伝えたい。僕の事件、僕の過ちによって傷つき、被害を受けた家族や同僚、ファンの皆様に心からお詫び申し上げます」と頭を下げた。
そして「今回の事件を通じて、僕の人生を振り返ることのできる時間を設けた」とし「不名誉なことではあるが、この事件を通じてより成長し、責任感のある人間として生きていこうと強く決意した。厳しい叱責や愛情で、僕を導いてくださった多くの方々に感謝の言葉を伝えたい」と減刑を懇願した。
しかし、そのわずか2日後に同性への性暴力に関する告訴内容が報じられた。ユ・アインの弁護士が「告訴内容は事実無根」とすぐさま反論したため、あくまで推測ではあるものの、裁判中に再び不名誉な物議を醸したことにより、更なるイメージダウンは避けられないだろうと考えられる。