最近、ディープフェイク(AI技術を活用して制作された合成映像)の違法制作が社会的な問題として浮上している中、BLACKPINKやBABYMONSTERなどが所属するYGエンターテインメントが、ディープフェイクを警戒し声明を発表した。
9月2日、YGエンターテインメントは公式声明を発表し、「当社は所属アーティストに関する不適切なディープフェイク制作物が制作・流布されている状況を非常に厳重に認識している」と述べた。
続けて「広範囲かつ悪意を持って行われているこの違法行為を引き続き監視し、違法映像を削除・ブロックするために努力しており、刑事手続きを含めて可能な限りの法的措置を進めている」と述べ、「アーティストの人格と名誉に深刻な危害を及ぼすすべての違法行為に対して、引き続き厳格かつ厳正に対応する予定である」と警告した。
最近、Telegramのチャットを中心に、ディープフェイクによるわいせつ映像の制作・流布が蔓延しているため、芸能界にもディープフェイクに対する警戒が重要となってきていた。
YGエンターテインメントに先立ち、TWICEが所属するJYPエンターテインメントは「ディープフェイクの拡散は明らかな違法行為であり、現在関連資料をすべて収集している。専門の法律事務所と共に、容赦のない強力な法的対応を進めている」と公式声明を発表した。
NewJeansが所属するADORも「アーティストの写真を合成して虚構のわいせつ写真を流布・販売するなど、到底容認できない行為を行った者に対して、警察による捜査が進められている」と警告した。
YGエンターテインメントの公式声明文は以下の通りとなる。
当社は所属アーティストに関連した、不適切なディープフェイク(AI技術を活用して制作された合成映像)が制作・流布されている状況を非常に厳重に認識しています。
広範囲かつ悪意を持って行われているこの違法行為を引き続き監視し、違法映像を削除・ブロックするために努力しており、刑事手続きを含めて可能な限りの法的措置を進めています。
当社はアーティストの人格と名誉に深刻な危害を及ぼす、すべての違法行為に対して、引き続き厳格かつ厳正に対応する予定です。