K-POPガールズグループNewJeansメンバーたちの保護者が、HYBEが防犯カメラの動画の一部を削除したと主張した。
10月7日、韓国メディア「日刊スポーツ」の報道によると、NewJeans(ミンジ、ハニ、ダニエル、ヘリン、ヘイン)の保護者らは、HYBE側に何度も「職場いじめ」に関する防犯カメラの動画公開を要求した。その中で、HYBE側は関連動画のデータが消えてしまったと回答したと伝えられている。
ハニは9月11日の緊急ライブ配信で、「少し前にこんなことがあった。他のアイドルグループとよく顔を合わせるメイクアップ室で、別のアイドルのメンバーとマネージャーに会ったことがある。その時、マネージャーが私にも聞こえるように『無視しろ』とそのメンバーに言った」と職場いじめの実態を暴露した。
これに対してミンジは、「会社(ADOR)に報告したが、何の対応もせず、謝罪どころか彼らの過ちすら認めなかった」と付け加えた。
NewJeansのメンバーAの母親は、「ハニのお母さんが他のメンバーの母親たちに最初にこのことを話したのは今年の5月末だった」とし、「5~6月にはHYBEとミン・ヒジン元ADOR代表との問題が深刻化していたため、HYBEの人事責任者で新たにADORの代表に就任したキム・ジュヨンおよび新しくなったADORの理事会に抗議し、再発防止を求めた」と説明した。
続けて、「ADOR側は時間を引き延ばすばかりで、重要なシーンが消去された防犯カメラの動画を提供し、『証拠がない』という回答が返ってきた」と主張した。
さらに、「この問題が発生してから4ヶ月が経った。5月からこの問題を提起しているが、解決の兆しが見えず、後から防犯カメラの確認をするとのことだった」とし、「奇妙な点がいくつもあった。私たちがこの問題を提起したのは事件が発生した直後であり、メールでのやりとりも記録に残っている。しかし、防犯カメラの動画は30日を過ぎると削除されるとの回答があった」と伝えた。
Aの母親は、「事件が発生した日の動画がすべてないわけではなかった。そのアーティストとマネージャーが登場する時間帯が重要なのにもかかわらず、HYBEが提供した動画には記録されている以外の時間帯の映像がすべて削除されたとの話を聞いた。なぜ問題がない場面だけが残っていたのか、馬鹿にされているようで不快だった」と怒りを表した。
メンバーBの母親は、「では、わざわざ『なぜその時間の記録だけを削除したのか』と尋ねると、削除したのは既に退職した人だから理由はわからないと言われた。セキュリティーチームは上司のせいにし、上司は退職者を責めていて、混乱していた」と不満を訴えた。
NewJeansのメンバーの母親たちは、「こうした問題は他の人があまり知らない隙間で発生するため、時間が経つと隠蔽されてしまうのではないかと懸念している。そのため、HYBEでのメンバーたちの生活について心配している」と伝えた。HYBE側はこの保護者らの主張に対し、「事実関係を確認している」と伝えている。
一方、9月30日、韓国の国会環境労働委員会は「職場いじめ」の問題に関連して、キム・ジュヨンADOR代表兼HYBE最高人事責任者を国政監査の証人として、また当事者であるNewJeansメンバーのハニを参考人として選任した。国政監査は10月25日に行われる予定だ。
写真=TVレポート、YouTubeチャンネル「NewJeans」