「ジャージャー麺」と聞くと、どんな料理を思い出すだろうか。日本では盛岡のジャージャー麺がご当地グルメとして、よく知られている。しかし、韓国でも「チャジャンミョン」と呼ばれ、全国民に愛される甘いとろみのあるソースを中華麺と一緒に食べるジャージャー麺が韓国式中華料理の1つとして、ソウルフードのような存在となっている。
真夏の猛暑でも食欲を刺激する秘伝のレシピがついに公開された。昔ながらの味を再現したジャージャー麺の一種、「汁チャジャン」は、暑さで気力や体力を失った日にも元気を取り戻す一品として注目を集めている。
レシピは料理番組やバラエティ番組でもおなじみのイ・ヨンボクシェフのYouTubeを通じて公開された。
まずは材料の下ごしらえだ。玉ねぎ1/2個、ズッキーニ1/3個、ジャガイモ(小)1個、豚肉適量を大きめの角切りにし、生姜も細かくみじん切りにしておく。
続いて、フライパンがあたたまったら、サラダ油などの食用油3スプーンを入れ、生姜と豚肉を加えてよく炒める。豚肉にしっかりと火が通るまで炒めることが重要だ。
豚肉に火が通ったら、醤油1スプーンを加えて、残りの玉ねぎ、ズッキーニ、ジャガイモも加えてよく炒める。
肝心のソースは、水2スプーンとオイスターソース2.5スプーンをフライパンに入れて炒めた後に、砂糖1スプーンと黒味噌(甜麺醤や韓国のチュンジャン)を山盛り1スプーン入れて再度炒めた後、水300mlを加えて煮込む。具材に調味料の味をしっかりとしみ込ませるのが重要だ。
そして、スープにとろみをつけるため、片栗粉2スプーンと水4スプーンを別で混ぜてから、フライパンに加える。
片栗粉のとろみで好みに合わせてソースの濃度を調整するとよいだろう。
そして、鍋で中華麺(冷凍麺でもOK)を茹でて器に盛り、ソースとは別にフライパンで目玉焼きを準備する。
麺の上にソースをかけ、その上に目玉焼きをのせると、昔ながらの汁チャジャンが完成する。色合いを含めたビジュアルは見るだけで食欲を刺激する。
昔ながらの汁チャジャンを食べれば、猛暑の中でもソースのおいしさに暑さもしばし忘れてしまいそうだ。
伝統の味を再現可能な調理法で紹介したこのレシピは、家で簡単に楽しむことができる特別な夏のごちそうである。